永学堂株式会社

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Shintaro Yanagi

経営軍師 × カクシングループ

経営軍師 × カクシングループ
創業60周年を迎えるカクシングループ代表 柳慎太郎氏は
どうして経営理念のリニューアルを永学堂に託したのか。
想いと向き合って「自分軸」を作ることの大切さとは?
柳 慎太郎(やなぎ しんたろう)プロフィール
創業60年を迎えるカクシングループの代表取締役社長でグループ会社3社の指揮をとる。
LPガスの売上に集中したビジネスモデルからの脱却を図り、多角化経営に成功。社内の営業力を強化すると同時にインターネットでの集客にも着手。車検は年間車検台数20倍の伸び率という実績を誇る。
また社員教育、新卒採用にも力を入れ入社当時平均年齢50歳だった組織を35歳にまで若返らせ、社員の生産性を4倍以上に飛躍させた。
永学堂との出逢い
永学堂を知った経緯を教えていただけますか?

学生の頃から自己を高めるのが好きで、これまでさまざまな研修に参加してきました。マーケティング、コミュニケーション、目標達成系など、ひと通り経験しています。その中で、経営者が集まる勉強会に参加したときに慶人さんと出会ったんです。同じコミュニティに所属している共通の知人もいたので、そこでいろいろな会話をして、一気に仲良くなりましたね。

また、彼が総合格闘技の中村倫也選手のメンタルコーチングをしていたり、レスリングの世界でもメンタルコーチングで結果を出したりしているのを知って、すごいと思っていました。さらに、友人が永学堂のグループワークに参加した後に大きな変化を見せ、生き生きとしている姿も目の当たりにして、より一層興味を持つようになりました。

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柳社長

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永学堂

慶人

柳社長とは同世代であることや、経営者としての感覚も共通するものがあり、すぐに打ち解けました。

永学堂の経営軍師について
永学堂のコーチング・アドバイザリー導入前の課題について教えてください

カクシングループは今期で第60期を迎えます。
人間でいえば還暦ですから、大事な節目の年なんですね。幸い現在は業績も堅調ですが、だからこそ『このままではいけない』と感じ、『経営者として世の中に何をアウトプットしていきたいのか』と、より大きな視点から経営を考えていかなければと思うようになりました。
以前、赤字が続いた時期があり、そのときは会社を立て直すことに必死で、売上げアップやリソースの確保に注力しました。そして今、黒字化して安定期に入ったときに感じたのは、赤字のときのように売上げや利益を目標にするだけでは、この先の成長は厳しいという『危機感』。

だからこそ、自分自身の『これからどうしたいのか』という軸をしっかり持ちたいと思うようになったんです。それで誰に相談しようかと考えたとき、真っ先に思いついたのが慶人さんでした。

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柳社長

アスリートのメンタルコーチングをしていることが決め手になったとお聞きしました

そうですね。実は、彼が五輪候補のアスリートたちに対してメンタルコーチングをしていることを聞いて『これはすごいことになりそうだ』と思っていたんです。そのときはパリ五輪の前でしたが、彼がすでに成果を出し始めているのを見て『人気が出てアポイントメントが取れなくなる前に見てもらおう』と思い(笑)、彼に連絡してお願いしました。

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柳社長

※その後のパリ五輪ではメンタルコーチングを担当した5名のレスリング選手全員がメダル獲得、うち4人が金メダル

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永学堂

慶人

私は柳社長が自社の創業60周年を迎えるにあたり、グループの売上げが堅調であるにも関わらず、もう一度自分の経営の軸を見直して磨きをかけたいとおっしゃる姿に感銘を受けました。アスリートもそうですが、結果を出しているときでも根本から見直したいという強い気持ちがある人は、そこからさらに成長する可能性を秘めていると思います。

具体的にどのようなことを依頼しようと考えていましたか?

具体的には、自分軸と経営理念を内側から出てくる言葉でしっかりと言語化したいという想いがありました。
ぼんやりとしたアイデアはあったものの、それを明確に言葉にできていなかったので、コーチングのセッションでいろいろなテーマを投げかけてもらいながら、自分の理念やビジョンを深めていきました。私は先代から会社を受け継いだということもあり、経営については『会社を守らねばならない』『そのために○○をしなければならない』という、責任からくる悲壮感のようなものが強く出ていました。その反動なのか、自分自身がビジネス面でやりたい!と思うことに対しては『そのようなことをしていいのか?』と、無意識にブレーキをかけてしまうところがあったんです。
ですが、慶人さんは『自分の軸を大切にして、内側から湧き出る想いに向き合うことで意識が変わるのではないか』と言ってくれて。その言葉が大きな突破口となり『自分がやりたいことを目指す』ことができるようになっていきました。

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柳社長

本格的な経営軍師のアドバイザリーを導入する前に、考えていることを整理する期間があったそうですね?

はい。まずはトライアルのような形でセッションを実施しました。
毎回宿題を出してもらって、次回までに考えるというプロセスでひたすらノートにキーワードを書き出して、自分の内面から湧き出てくる言葉を整理していきました。改めて見直してみると、自分にとってすごく大事な言葉がたくさん出てきていると感じます。のちに自分の人生理念や経営理念に採用した言葉がちゃんと書いてあるんです、ノートの中に。ですから、人生理念や経営理念は今でも自分の中ですごくしっくりくるんです。

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柳社長

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永学堂

慶人

会社の理念を作る前に、社長の理念を作るところから始めました。そのプロセスで自己を見つめ直し、ブレイクスルーした状態で会社の理念を作っていったんです。

会社の理念に関しては、実は12年ほど前、社長になったときに作ったものがありました。ですが、今回慶人さんと一緒に作り上げたものは、そのときと大きく違いますね。

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柳社長

どういったところが違うのですか?

いちばんはスケール感。世界観が圧倒的に違いますね。
あとはシンプルにかっこいいんです。それが私の中ですごく大事なことだった。今回作った理念は、実際にセッションを通して自分から湧き出た言葉だから、誰に話してもその想いが伝わるんです。ほかの経営者と話しても、話す自分自身がすごくパワフルだから周りの反応が全然違うわけです。『凄いね!それ!』という感じで。どのような経営者と対峙してもパワー負けしない。
これまでは、カリスマレベルの経営者と会うと気後れしてしまうことがあったのですが、今は堂々と『こういう想いでやっているんです!』と言える。例えるなら伝家の宝刀が自分の中にあるような感覚で、圧倒されないというか、飲み込まれないというか。自分の軸ができるだけでこうも違うものかという驚きがあります。

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柳社長

教育・経営理念の浸透について
社員育成や経営理念の共有についてはいかがですか?

当社では毎年、経営計画発表会を実施しています。今年の発表会で今回作成した新しい理念を発表したところ、社員一人ひとりにすごく響いているのがわかりました。発表した瞬間はこれまで無かったくらい盛り上がりましたよ。こうして新しい理念を共有することで、社員たちがこれまで以上にやりがいやビジョンを感じてくれるのではないかと期待しています。

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柳社長

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永学堂

慶人

今までのも素晴らしかったのですが、新しい理念はより社員たちが自分ごととして受け止められる内容になっています。自分の使命感や目標を仕事に結びつけられるような言葉になっているので、社員の皆さんも自己の成長にリンクさせやすいと思います。

結局のところ、社員の成長が会社の成長に直結すると思っているんです。
だからこそ、社員一人ひとりの目標と会社の目標がリンクするようになってほしい。そのためにも、この新しい理念をしっかりと伝えていく必要があると思っています。

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柳社長

今後の展望と目標
永学堂のコーチングを経て現在感じていること、今後目指していきたいことを教えてください。

今感じているのは、まず経営者としてものすごくパワフルになってきたということです。社長がパワフルだと、その影響力は引力のように周りを引きつける。それが会社の原動力にもつながると思うので、この勢いを継続できるようなモチベーションで進んでいきたいと思っています。
会社経営は辛いことや大変なこともありますが、コーチングを経て今は日々がすごくパワフルで楽しいと感じていて、このフィーリングをうまく社員にも伝えていければと考えています。そして、将来的には自分と同じようなブレイクスルーをし、価値観を共有できる仲間が増えればいいですね。

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柳社長

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